COLUMN

今回からコラムシリーズを開始しようと思います。

記念すべき最初のテーマは

ヨーヨーをやっていると自分の好きなトリックや得意なフローができてくるので、新しいステップとしてオリジナルトリック・コンボに挑戦したいと思う方が多いのではないでしょうか。

オリジナルトリックはかっこいいですし、完成したときはこれ以上ない達成感があります。

しかし、いざ挑戦してみると誰もが経験するのが

という壁にぶつかってしまうことがあります。

そこでこのコラムでは、オリジナルトリック・コンボ(以下オリジナルトリックに統一)を生み出すためのきっかけや手助けになるような内容をまとめていますので、ぜひ参考にしていただければと思います。

(以下はVADEとしての1Aでの考え方になりますが、他の部門でも参考になる部分があるかと思いますので、ご覧いただければと思います。)

1.オリジナルとは

オリジナルという意味を辞書などで調べると「独創的」「独自のもの」という内容が上がります。この単語だけを見ると、「誰も見たことのない全く新しいものを生み出す」というイメージを連想してしまいがちですが、

世の中のもので100%オリジナルが創りづらいようにヨーヨーのトリックも同じことが言えます。

そのため、VADEではオリジナルトリックの考え方として以下の3つを上げました。

この3つを踏まえて創り方に進みたいと思います。

2.どうやって創るといいの?

それでは本題のどうやって創るといいの?と言う部分に行きたいと思いますが、この方法をすればオリジナルトリックが創れるようになれるという

正解はありません。

ここまできて答えはないのかよ!と思う人がいるかもしれませんが、オリジナルトリックを創れている人は独自の方法で到達(考えながら、偶然出来た、ミスから生まれたなど)しているため、その方法の答えを出したり、言語化することは非常に難しいと言えます。

1つだけ共通する部分は「オリジナルトリックができる環境を整えることが大切」ということです。そのため、この部分ではオリジナルトリックを作るための「ヒント」になる8つのポイントをお伝えしていきます。

 

ヒント①:トリックの引き出しを増やす

オリジナルトリックを創るためにはこの引き出しを増やすことが1番の近道になります。まずは色々なフリースタイルやトリック動画を見て、構造・つなげ方・応用などを覚えましょう。

VADEではRECOMMENDED PLAYERSというプレイヤー紹介をしていますので、是非参考にしてみてください。

 

ヒント②:見せ場、メインとなる部分のトリックイメージを元に作る

例えば、「スラックやチョップスティックなどをトリックに多く取り入れたものにしたい」などのようにある程度進ませる内容を決めておくと、創っている途中で方向性がぶれずにまとまりのあるトリックを創りやすくなります。

 

ヒント③:普段と違う場所に乗せるなど工夫を加える

このポイントはオリジナルトリックを創り始めの考え方として、非常に大切な部分になります。自分の中である程度動かすルーティンは決まっていると思いますが、いつも手前にかけている箇所を1つ奥にかけてみたり、ヨーヨーにかけるストリングをヨーヨー自体にくぐしてみるなど工夫をしてみてください。トリック中のストリングの形が変わり、新しいトリックを生み出すきっかけになりますので、ぜひ試してみてください。

  

ヒント④:トリックの入り方を変える

③と少し似ていますが、自分のトリックの入り方自体を変えることで最初の動作から変化させることができ、新しいトリックを創るきっかけになることがあります。また自分のトリックの中で入り方が似ている場合、見栄えにも新しさを加えることができるので、変化を与えてみるチャンスです。

例:トリックの入りをダブルオアナッシングから1.5マウントに変えるなど

 

ヒント⑤:トリックの真似や解析をして自分が持っていないトリック構造のヒントを得る

①②の応用編になります。好きなトリック、自分があまりやることのないトリック、苦手なトリックなどを真似る・解析することで引き出しを増やすことができます。「この形になればこれがいける」「トリック別に緩急を付けるのはこうやるのか」などがわかってくると他のトリックでもさらに応用できるようになります。

VADEではOLD SKOOL TRICKSというトリック紹介をしていますので、トリックの構造を掴む参考にしてみてください。

 

ヒント⑥:制限を設けてトリックを創る

トリック創りをやっていると「この動き前にやったことがある」など部分的にでも同じ動きが出てくることがあります。そこで創り始めるときに「この動きはしない」などの制限・しばりを設けることで新しいトリックが生まれるきっかけになります。

例:グリーントライアングルを作らないなど

ヒント⑦:他部門、ヨーヨー以外からヒントを得る

同じ部門のトリックを突き詰めることも大切ですが、他部門やヨーヨー以外(ジャグリングや他のスポーツなど)に目を向けることで新しいインスピレーションを受けることがありますので、試してみてください。

ヒント⑧:色々な形、サイズ、違う素材などのヨーヨーを使う

「このヨーヨーだと新しいトリックができる」「いつもと少し違う動きになる」という経験はありませんか?普段使わない形、サイズ、素材などのヨーヨーを使うことでそこから感じる動かし方も変わり、トリック創りを手助けしてくれます。気分転換も兼ねて試してみてください。

以上が「ヒントになる8つのポイント」でした。

今回ポイントとしては上げませんでしたが、時間を置いて改めて考えてみる、友達にヒントをもらうなどもおすすめです。このポイントを踏まえていれば、より創りやすい環境が整えられると思います。また、

最後に少しだけ頭に入れておいた方がいい内容をお伝えします。

3.創るときの注意点

最後にオリジナルトリックを作る上での注意点をお伝えしようと思います。

注意点①:偶然できた動きは2回目できないことがある

例えば、「今できたこの動き良い」など気に入ったトリックが1度できたとします。

しかし、もう1度やろうと思っても偶然できたなどにより、同じ動きができなくなってしまうことがあります。これはトリックを創っているときに非常に起きやすい「あるある」なので、創っているときスマホなどで映像を残しておくと便利です。

  

注意点②:偶然誰かとかぶってしまうことがある

オリジナルトリックが自分の中でできたときにごく稀ではありますが、「同じトリック」「とてもにているトリック」を過去動画で発見する事があります。その場合、非常に悔しいと思いますが、自分もそのプレイヤーと同じこだわりを持ち、創り上げる事ができたということをしっかりと受け止め、次に創る次のトリックに挑戦しましょう。(コンボより一発技やリピートが被りやすい傾向にあります。)

自分が先に創り上げたという履歴を残したい方は、YoutubeやSNSなどに動画を残すようにしましょう。

  

注意点③:リスペクトのとパクリ違い

ここまで読んでいただいている方は、オリジナルトリックを挑戦しようと少しでも考えている方だと思いますので、問題ないかと思いますが、念のため書こうと思います。

リスペクトとパクリの違いは、イメージで書くとこんな感じで違います。

・リスペクト(インスパイアなどを含む)=トリック、プレイヤーに魅力があり楽しみや敬意をもって行う。インスピレーションを受けて、リメイク・リミックスなど新しいトリックを創るきっかけにする

・パクリ=自分の利益のため、他人が創り上げたトリックを盗作・転用する

例えば、自分が創ったオリジナルトリックを誰かがあたかも自分が創ったようにSNSに投稿したとします。どう思うでしょうか?すごく嫌な気持ちになりませんか?

オリジナルトリックを創る人はそのトリックができるまでに膨大な時間を使い構想することで、自分にしかたどり着かなかったトリックをこだわって創ります。

ヨーヨー業界に関わらず、「盗作はNG」なので、注意しましょう。

 

まとめ

今回は【オリジナルトリックはどうやって創るの?】についてでした。

このコラムの内容は実際にVADEスタッフも挑戦・経験してきたことも含まれています。

オリジナルトリックに挑戦することでヨーヨーがもっと楽しくなると思います。

(うまくいけば海外選手と交流するきっかけになり、つながりができるかもしれません。)

是非、挑戦してみてください。